いらなくなった車を専門店に買い取ってもらったときに必要な作業として、名義変更があります。ここでは、売却後の名義変更をスムーズに行うための3つのポイントを説明します。
名義変更は代行業者に頼まず自分で行う
車買取専門店において、中古車を新しく購入するなどの理由で車を売却する際には、必ず名義変更を行う必要があります。所有者の変更などに必要となる様々な書類を取り寄せ、陸運局に自分で持っていくという作業を行うことから、面倒かつ、時間がかかるというイメージがつきまといます。
したがって、ほとんどの人が販売員などの代行業者に依頼することが一般的です。しかし、名義変更の代行を利用すると、最低でも4万円以上という出費がかかってしまい、場合によっては名義変更の時間がかかることもあります。そのため、名義変更はできる限り自分で行うことにより、名義変更をスムーズに行うことができます。
名義変更を自分で行う場合の必要書類を予め把握しておく
車買取後の名義変更をスムーズに行うためには、必要な書類をどこで手に入れるのかを予め把握しておくことが重要です。必要なものとしては、印鑑証明書と実印の他、委任状と譲渡証明書に加え、車検証と車庫証明があります。
実印と車検証は自分で持っているものを用意することで完了するため、問題なく揃えることができます。委任状と譲渡証明書は、国土交通省のホームページでダウンロードできる他、販売店が用意予め用意してくれることから、時間と費用をかけずに用意できます。
印鑑証明書については、最寄りの役所にて、自分と新所有者の2枚を400円で購入します。即日発行してくれることから、時間をかけずに手に入れることができます。問題となるのは車庫証明で、最寄りの警察署に依頼することとなりますが、費用が3,000円、発行に3日から5日程度かかります。そのため、車庫証明を早く手に入れることが、名義変更をスムーズに行うためのポイントとなります。
車庫証明を手に入れるためのポイントを抑えて運輸局で名義変更完了
車庫証明とは、「車の保管場所を証明するため」の書類であり、手に入れてから40日以内に自動車を登録する必要があります。運転免許証の他、自動車保険場所証明申請書など、いくつもの書類が必要で、さらに手数料として2,500円を支払います。
警察署から車庫証明発行日の目安を指定されるため、指定された期間に出向き、500円を支払います。書類を用意する時間はそれほどかからないこともあり、手順を把握すれば比較的短時間で取得できます。なお、車庫証明は名義変更前に取得することが基本となっているため、納車日が決まった時点での申請がベストなタイミングです。
後は、最寄りの運輸局に出向いて、申請用紙への記入と500円程度かかる登録手数料の支払いを済ませ、印紙を貼って書類を提出します。新しい車検証が発行され、自動車税に関する確認を行った後に、ナンバープレートが交付され、名義変更の完了となります。
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