年式が古い車にも値段が付くかどうかという問題については、年式だけで判断するのは難しいという話から始めなければなりません。
もちろん10年くらい経っているような古い車だとあまり値段が付かないのは当然ですが、だからって絶対に値段が付かないとも限らないでしょう。
とにかく古い車はそれだけでスタートラインから不利とは言え、珍しいタイプの車なら高い値段が付く事はあります。
例えば販売されている数が少ない車種やスポーツカー、最近だとハイブリッドカーならある程度古くても値段が付きやすい車です。
ハイブリッドカーを別にすれば、欲しいと思っている人がいるのになかなか数が少なくて買えない、そういう車こそ古くても高い値段が付きやすい傾向にあります。
ただし珍しい車ではなく、ありふれた軽自動車や燃費の悪い大型車はかなり厳しい所でしょうし、ファミリー向けの車は総じて中古車市場での人気があまり無いのです。
ガソリン代の高騰と不景気というダブルパンチの波が押し寄せている今、わざわざ燃費の悪い大型車を買おうとする人は少ないし、軽自動車は元々が安く市場に大量に出回っている事もあり値下がりが激しいです。
従って年式の悪い車はスペックなどを度外視した希少価値でもない限り高い値段が付く事はなく、希少ではない車にはあまり高い値段を期待しない方が良いです。
そして希少価値ではないハイブリッドカーが例外的に売れているという事は、ハイブリッドカーの逆を行く燃費食いの大型車は昨今特に値段が付かない車と言っても良いでしょう。
車の色を変えたら車の価値下がるのでしょうか?
最初に結論を出すと、車の色を変えるとほぼ100%価値は下がります!
部分的な塗装だろうとオール塗装だろうと、車を一度でも塗装したら綺麗に落とさない限り価値は戻らないし、下手をしたら数十万円ほど価値が下落する事になります。
車の色は個人の好みの問題ですから、自分が良い色だと思っていたとしても他人からしたら嫌な色かもしれないし、そもそも赤の他人が塗装した車を買いたいと思う人はあまり居ません。
ぬいぐるみ、家電、食器、家具、どんな物でも他人が塗装という形で一度でも手を加えるとそれはもはや改造品と同じようなもので、どんなに状態が良くても欲しい人は現れず、結局価値は下がります。
だから基本的に塗装車は劇的に価値が下がってしまう、という事は覚えておきたいところ。一応例外があるにはありますが、最初から黒色の車に黒系の色を上塗りして、それが高度な技術で塗装されていて自然な仕上がりになっているなら、あまり価値が下がらない事はあります。
ただし、本当に高度な塗装のおかげで買い取り価格が下がらずに済んだ! なんて話は滅多に聞く話ではないし、これに関しては例外中の例外になります。
取り外しや交換が可能なタイヤやカーナビなどの装備品と違って、塗装は装備品ではなく車本体そのものをアレンジする行為です。
新しい車で走行距離が短くても、塗装しているだけの理由で大幅な買い取り価格の減少も相当な確率であり得ますし、もしかしたら車のカスタマイズにおいて塗装は一番価値を下げる行為かもしれません。
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