車買取の一括査定は、業者への連絡の手間を省けて高い金額での買取を実現できるのが特徴です。そこで今回は、一括査定で業者に依頼をする上で知っておくべき3つのポイントについて詳しく解説していきます。
処分する車の相場価格を把握しておく
これは一括査定に限った話ではありませんが、自分の車を処分する上で基本なるのが相場価格の把握です。一見すると当たり前のようにも感じられますが、自分の車が現状どの程度の価格で取引されているかを理解しないまま業者に依頼する人は少なくありません。
これは自分で調べなくても業者はプロだから相場について把握はしているし、適正な金額を提示してくれるという思い込みによるものです。しかし、買取業者の多くは顧客から買い取った車を再び販売することで利益を得ているので、少しでも安く引き取るために相場よりも低い金額を提示してきます。
この時に前以て相場を把握しておけば、提示された金額の適正を判断できるだけでなく、交渉によって値段を上げていくこともできるのです。先ほど述べたようなプロだからという思い込みで何の情報も得ないままでいると、大幅な損をしていると気がつかないまま処分をすることになります。少しでも高い金額で処分をするためにも、最低限の情報は調べておくことが大切です。
交渉をする時に金額を口に出さない
前述したように、業者の多くは自社の利益を上げるために安い価格で引き取ろうとするため、業者の言うままに契約をせずに交渉で金額を吊り上げるのが基本となります。この交渉で注意しなくてはいけないのが具体的な金額の提示です。
携帯電話の普及に伴ってスマホなどで買取相場を簡単に調べることはできます。しかし、こうしたネットによる検索で表示される金額は、実際の相場より低いケースが多いのが実情です。具体的な金額を口にしてしまうとそれを基準に交渉が行われるので、場合によっては損をしてしまうこともあります。
適正な相場価格が提示されることもありますが、その真意についての確認ができない以上、金額を提示せずに交渉をすることがポイントです。
複数の業者に見積もりを提示させる
車買取における一括査定は文字通り、一度の手続きで複数の業者に依頼ができるサービスで、面倒な業者への連絡の手間と時間を節約できるのがメリットです。しかし、利用者の中にはせっかく複数の業者に依頼をしているのに1社目で決めてしまう人もたくさんいます。
最初の業者で決めてしまう理由はいろいろありますが、特に多いとされるのが業者の勢いに押されて断ることができないパターンです。一括査定では、オークションのように業者同士が希望する買取額を提示しあって最も高い金額で買取を希望する業者と顧客が話し合って最終的な金額を決めるのが基本となります。業者が具体的な金額を提示して契約を急がせるのは、ライバルとの交渉で値段が高騰する前に契約を結びたいという思惑によるものです。
こういった形で提示される金額は相場と同等、もしくは相場よりも少し高めになりやすく、顧客はそこに魅力を感じて契約を結んでしまいます。しかし、実際は業者同士で値段を吊り上げた方が高くなるので結果的に損をすることになってしまうので注意が必要です。そのため、一括査定を利用する時は、業者のペースで進められないように強い意志を持つこと、最低3社以上から見積もりを取って比較検討をすることが大切になります。
高く売るための努力を惜しまない
車の査定は走行距離や年式はもちろんのこと、車の状態でも金額は変わってきます。シートに付着したタバコの匂いやボディの傷なども査定額に影響を及ぼすことがあるので注意が必要です。そのため、少しでも金額を高くするために事前に車内清掃や簡単な傷の修繕などを行って、大事に乗っていたことを業者に印象付けることが大切になります。
しつこい連絡を回避するスマホならではの一括査定
一括査定は業者への連絡が最小限の手間で済むのがメリットの反面、一度以来をすると時と場所を選ばずにメールや電話による連絡が頻繁に掛かってくるのが難点と言えます。
こうした業者からの連絡を回避する有効な手段がスマホアプリによる一括査定です。スマホの普及に伴って需要が伸びているSNSのアプリを使えば、面倒な電話の応対をすることもなく、気軽に査定ができます。
査定の前に必要な準備をしっかりと行っておく
車の買取はいかに業者との交渉を有利に進めるかが大きな鍵となります。相手のペースで進められて損をしないためにも、相場の確認も含めてしっかりと準備を整えた上で望まなくてはいけません。
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