車の価値を知りたい

3年・5年・10年落ちの車の価値を知りたい!

車の価値と言えば車種、発売年月、傷、人気などで左右されますが、人気はその時その時で上がったり下がったりするものであり、価値とはまた違う意味合いもあるので、車の価値とは厳密に言えば傷と発売年月が肝になります。

どんな高級車であっても、傷だらけの高級車に価値を見出す人は居ないでしょうし、例えばボンネットが豪快にへこんでいる高級車と綺麗な一般的な車、どちらを価値ある車とみなすかと言えばもちろん後者です。

そして発売年月に関してはイメージという意味での価値観も考えられ、どうしても少し発売年月が古いだけで「昔の車か……」と思われてしまいます。

実際問題としてはちょっと古いからって価値が無い訳じゃないし、古い車にも価値を見出す人も沢山いますが、買う人が「昔の車は無価値」と判断したらその車は無価値になります。

つまり本当の意味で車の価値を見いだすものといえば「傷のない車」であり、傷があったら高級車だろうが古い車だろうが大多数の人たちには無価値の車と見なされ、そうそう高いお金で買う人はいません。

そして発売年月、スペック、走行距離は重要な要素なのでその価値の大きさで買い取り価格に相当な影響を及ぼしますが、スペックがどうだろうと傷や故障があったらその時点で車の価値は一気に下落します。

最後に根本的な結論を出しますが、やはり車を買い取る業者が一番重視するのは当然傷の有無であり、傷が無い事でやっとスタート地点に立ち、それからスペック、
走行距離、発売年月などで具体的な買い取り価格(価値)を決めていく事になります。

先ずは、3年落ちの車の価値について!

3年落ちまでの車は中古車として一番価値のある時期で、3年くらいなら実用性に問題が起き始める事は無いし、まだまだ資産価値も残っている時期です。

それに中古車を買い取っている業者は3年落ちの車はそれだけで高価買い取りの対象としている所が多く、3年落ちというだけで十分な価値があると思って良いでしょう。

実用性や資産価値に関して3年落ちなら全く問題無く、新車のように使えるので中古車市場では人気が高く、昨今は新車にこだわるのではなく少しでも安い中古車を
買おうとする風潮があるのもポイントです。

例えば3年落ちの中古車で状態も良ければ、定価100万円の車でも60%から80%の買い取り価格になる事があって売り手にとっては得ですが、裏を返せば販売価格が新車と大して変わらない事になる訳です。

同じ車を比較して新車が100万円で中古車が80万円で売っていたとしたら、これまでならたった20万円をケチって中古車を買うくらいなら新車の方が良い、という人が多かったのですが、最近は20万円を節約して中古車を買うべき、という人が多い訳なんです。

だから3年落ちの車は車種に限らず相当な買い取り価格を期待できて、実用性や耐用性にもまだまだ安心感があり、業者にとっても売れる車である、という価値ある車だと言えます。

かと言って買ったばかりの車を3年で手放すのも勿体ない話ですし、車を売ろうとしていて3年落ちで売るか5年落ちまで使うか悩む所ですが、本当に売りたい気持ちが強いなら3年落ちの時までに売った方が買い取り価格で相当な恩恵を受けられます。

5年落ちの車の価値について!

10年落ちの車に比べると、5年落ちの車もそれなりに古いとは言えまだまだ価値があり、それは普通乗用車における資産価値が6年と決められている事が理由で、車の資産価値は6年経つと基本、ゼロになってしまいます。

つまり5年落ちの車ならまだ資産価値が残っている状態なので、売りに出された直後ならまだまだ価値があると言えますし、実用性にしたって5年ならまだ現役として頑張れる状態です。

ただし、走行距離にもよりますが基本的に5年使った車というのはそろそろ細部に悪影響が出てくる頃ですし、あと一年経てば資産価値がゼロになる訳ですから、大きな価値があるとは言い切れません。

実用性に関してはまだ価値は残っているけど、新車同様の中古車に比べると価値がある程度下がっている事は否定出来ず、資産価値にしてもゼロになる直前というのが5年落ちの車のデメリットだと考えられます。

そして買い取り価格の価値で言うと、実用性と資産価値に大きな期待が出来ないとは言っても中古車市場の中ではそれなりに光る価値がある車であり、5年落ちの車はまだまだ新しい車だと捉えられてもおかしくありません。

中古車市場の車を比較してみるとかなり古い車の量が多く尚且つ余っており、3年~5年落ちくらいに新しい車はそこまで多い訳ではないので、まだ使って5年くらい
の車ならやはりどんな側面から見てもそれなりの価値はあると思われます。

もちろん車種によって価値や買い取り価格は変わってくるでしょうが、実用性と耐用年数の話だけに絞れば満足のいく買い取り価格で取り引きできる見込みはあります。

では10年落ちの車の価値ってどうなの?

10年落ちの車の価値ですが、さすがに10年落ちの車に高い価値があると断言する事は出来ず、買い取りについても10年落ちの車で高い買い取り価格を求めるのはちょっと厳しい所です。

突っ込んでいけば耐用年数や車検など色々な問題を語る事になりますが、諸々の問題を全てひっくるめると結局は「古い車は価値が下がる」という言葉に尽きます。

車の価値を下げる原因は傷、発売年月、走行距離の三つで、傷や故障は論外として発売年月が古くなるほど安く、走行距離が多すぎるほど価値は下がります。

特に走行距離の多い車は顧客に相当嫌われる傾向にあって業者も強気な値段設定が出来ないので、10年落ちで更に走行距離も多いとさすがに10年落ちの車にも価値はある、というフォローは出来ないでしょう。

ただ、今も言った通り顧客が中古車を買うにあたって一番気にする問題は走行距離ですから、例え10年落ちの車だとしても走行距離が少なくまだまだ走れると判断される車なら、とにかく安く車を買いたい人にとっては十分価値があります。

特に高齢になって車にこだわる気持ちが失せた層は車の古さや装備品などにこだわらず、とにかく安くて走れる車だけを望みますから、10年落ちの車にだって一定の価値はあるのです。

車の価値は人それぞれ違うもの、と言ったらちょっと大雑把な結論になってしまいますが、少なくとも10年落ちの車という理由だけで無価値と判断する必要は無いでしょう。

走行距離が少ないならまだ実用性がある、それならば実用性と安さだけを求めている層にとってはまだ価値がある、それが10年落ちの車の価値というものです。

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